事業報告

ウォームアップ・ジャパン in 東北 ゆめへジャンプ!柳本晶一バレーボールスクール

プロジェクト
ウォームアップ・ジャパン in 東北
イベント名称
ゆめへジャンプ!柳本晶一バレーボールスクール
開催日
南相馬市立原町第二中学校 体育館 2012年3月25日(日)(土)

幸い天候にも恵まれ、3月としても暖かな陽気の中、南相馬市周辺の小学生バレーボールチームの生徒らが、朝早くから続々と会場に集まってきました。
NPO法人はらまちスポーツクラブの江本理事長の開会のあいさつをもってプログラムはスタート。

 午前中は仙台高校バレーボール部によるレクリエーション形式のレッスン交流が行われました。仙台大学バレーボール形式の準備運動から始まり、子供たちも楽しめるようにと、レッスンには様々な工夫が施されていました。
 午後からは、全日本女子代表の元監督である柳本氏によるバレーボールスクールが行われました。 トスの練習ひとつとっても、世界の舞台を知る名将ならではの様々なアドバイスをされていました。また、積極的に生徒らとコミュニケーションをとり、生徒らも柳本氏とのレッスンを真剣な面持ちで聞き、練習に励んでいました。

午後のスクール終了後はチームごとに分かれての写真撮影会、また柳本氏のご厚意により即席のサイン会も開かれ、子供たちはうれしそうにはしゃぎ、自らのタオルやバッグ、シャツなど様々な持ち物にサインをもらっていました。

仙台大学バレーボール部によるレッスン交流

仙大バレー部形式の準備運動から始まり、様々な形でのトスの練習、8チームに分かれバレーボールを使ったリレー競走、レシーブで相手コートにボールを戻すことを競う競争など、小学生の子供たちでも楽しめるよう、工夫がされたレッスン交流が行われました。
原町高校女子バレーボール部もアシスタントコーチとして、子どもたちや仙大バレー部とともにレッスン交流に参加しました。
子供達も、仙大や原町高のお兄さんやお姉さんたちにすぐに慣れ、楽しそうに会話をしたり、ふれあったりしていました。
NPO法人はらまちクラブの理事長である江本氏をはじめ、引率者や関係者の大人たちも、その様子を笑みを浮かべて見守っていました。

柳本氏によるバレーボールスクール

午後12時半から2時半まで、柳本氏によるバレーボールスクールが行われました。
トス練習やレシーブ練習、アタックの練習など、バレーボールの基礎的な技術に関する練習が行われました。
練習の中で柳本氏は、真剣な面持ちで子供たちと接していました。また、積極的に子供たちに話しかけアドバイスを行ったり、実際にご自身の身体を動かして指導を行うなど、バレーボールをやっている子供たちや、仙大、原町高バレー部員にとっても貴重な時間となっているようでした。
練習後には参加チームごとに写真撮影会、その後には即席のサイン会が開かれました。
子供たちや、また引率者の大人たちも加え長蛇の列がつくられ、みな自分の持ち物にサインをもらい、うれしそうにしていました。柳本氏は着替える時間もなく会場を後にされるなど、スケジュールが限られていた中ではありましたが、サインを希望する全員にサインをしていただきました。
またこれとは別に、柳本氏のサインボールも、各チームに1つずつ配られました。

仙大バレー部員のコメント(仙台大学バレーボール部 3年)

○自分自身、小学生の時からバレーボールをやってきて、大学生が行っているクリニックなどに参加しました。
 そこで自分が知らないことを教えてもらい、それが今の自分にも生きていることを感じています。
 今日は、いちばんはバレーボールの楽しさ、おもしろさを追求するということを伝えられるようにと思い、参加しました。
○(参加者の子供たちの様子について)思っていたより、明るく元気そうに見えました。
 見えない部分もあると思うが、震災から1年経って、多少なりとも良い方向にいっているのではと感じました。

引率者のコメント(桜丘ジュニアバレーボールチーム 引率者)

○(柳本氏のスクールについて)実際に自分にもバレーボールの経験があっても、忘れてしまったりしていて伝えられないことを、うまく教えてくれてるように見えました。
○(柳本氏について)気合が入って指導してくださっているように見えます。それにより、生徒の様子も引き締まって練習しているように見えます。

参加者のコメント(飯豊みずほジュニアバレーボールチーム)

○(仙大、原町高バレー部について)上手かったし、アドバイスをしてくれたりして、こういう風にプレーをすればいいんだと、参考になりました。
○(柳本氏について)柳本さんは教え方が上手でした。実際に説明してくれたり、やってくれたりしたから、わかりやすかったです。