事業報告

「リフレッシュキャンプ」国立那須甲子青少年自然の家 2011年8月17日(水)開催

 ウォームアップ・ジャパン・プロジェクト in 東北 リフレッシュキャンプが、2011年8月17日(水)に国立那須甲子青少年自然の家にて開催されました。小学校4年生から中学3年生までの約220名が参加し、倉石 平氏(元男子バスケットボール日本代表チーム監督)による指導が行われました。
 倉石氏のアメリカ(NBA)やアジア大会の話の中で、NBAには身長が229cm、足のサイズが52cmという選手がいるという話に、子供たちは驚きを隠せないほどびっくりしていました。想像もつかない足の大きさに、倉石さんが「自分の足を縦に並べたくらいの大きさだよ。」と説明すると、全員が足を縦にならべ、あらためてその大きさに驚いていました。
 ボールを使ったリレーでは、上手くボールを渡せず、グループの順位が入れ替わってしまったり、コミュニケーションを図るゲームでは、ジャンケンと動作を織り交ぜ、3回連続で勝てばクリアになるというゲームで、2連勝したあと負け続けてなかなかクリアできなかったりなど苦戦しながらも、参加した子供たちは、とても元気に動き回っていました。

 国立那須甲子青少年自然の家 所長の鈴木 修氏は、「コミュニケーションゲームであんなに盛り上がるとは思いませんでした。色々な地域から集まっている子供たちがこのイベントに参加して、何か一つでも感じたものを持って帰ってくれたら嬉しいと思います。放射能の影響で、自由に外で遊べない状況の中、これだけ楽しそうに体を動かす事が出来た事は、とても素晴らしい事だと感じます。 」と話していました。

 指導した倉石氏は、「参加してくれた子供たちの人数が多く、一人一人に伝える事が出来なかった事が心残りです。ただ、今回の震災の影響を全く感じさせないくらい、子供たちの元気な姿を見る事ができて良かったです。
 今回は、バスケットボールという競技でしたが、子供たちの楽しそうな様子に、改めてスポーツの力は限りないと感じました。こんな時こそ、スポーツを通じて笑顔が増えていってくれればと思います。」と話していました。

 参加者は、「ボール送りがとても楽しかった。 」(小4・男児)と感想を話していました。